町田という町

「じゅん散歩」で、町田を歩いていた。町田は、若いころ、百貨店の広報の仕事で、週一で通っていました。ロマンスカーで、新宿から小一時間。で、番組を見てたら、知らないところだらけ。あらら、という感じです。
それもそのはず、電車を降りたらそのままお店へ直行だから、町ブラなんてしたことありあませんでした。打ち合わせして、商品搬入の倉庫へ行ってそこから売場へ行って取材、のくりかえし。だから、百貨店の入り口さえ知らなかった。
いまだったらそんな仕事、絶対しないでしょう。まず、入口でお客様の様子をみて、売場全体を見て、近くの商店街や住宅街を歩いて、町全体の雰囲気をとらえる努力をしたはず。それ、やってないのは、チーフがいて、私はペーペーだっかから、かもしれない。
でも、それ、言い訳にならない。どんな人が住んでる町なのか、それによって訴求の仕方は、当然変わるでしょう。仕事中に時間がないなら、休みの日でも来るべきでした。それを怠っていたのは、仕事をなめていた証拠ですね。
その昔、佐々木愛さんと言う女優さんがいました。わたしが小学校のとき校外スケッチ大会で、文化ホールの前にみんなで陣取っていたら、佐々木さんが出てきた。その夜、ホ−ルでは劇団民芸の公演がある。まだ間がある時間帯でした。
誰かが「佐々木愛だ」と、彼女は愛くるしい容貌で、アイドル的存在だったから、みんなが囲んで。すると佐々木さんは「どんな町か知りたい」と言いました。それによってセリフが替わるわけでもないでしょうが。
あるとき、すま・けいさんとも、繁華街の裏道ですれ違ったことがありました。公演前の昼間です。いま、思います。あれこそプロだと。演劇は生き物だし、土地の雰囲気で観客も変わるでしょう。それを知っていたのでしょうね。仕事の奥は、深いです。詳細はこちらのページ